むち打ち損傷
1 むち打ち損傷
むち打ち損傷とはどういうものかと言いますと、事故により頚部が過伸展、過屈曲したむち打ち運動後に生じた損傷のことをいい、受傷のされかたを意味するものです。難しい言葉で言いますと受傷機転を示す用語に過ぎません。
むち打ち損傷が診断書にどのような傷病名で記載されているかといいますと、頚椎捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群、外傷性頭頚部症候群など様々な傷病名が付されています。
2 むち打ち損傷の症状
では、むち打ち損傷の被害を受けた方が訴える症状(愁訴)はどのようなものがあるかについてですが、主として頚部痛、頚部の不快感、上肢・下肢のしびれや脱力を訴えますが、頭痛、めまい、耳鳴りなどの自覚症状を訴える方もいます。